①知っておきたい肌の構成
肌の構成は外界に触れる部分から大きく3層に分かれています。
1、表皮
2、真皮
3、皮下組織
【表皮とは】
表皮はいわゆるご飯の上にかけたサランサップのようなもの。(サイズが0.02mm程度)
水分たっぷりの熱々ご飯も、サランラップなしには水分が蒸発し、カリカリに乾燥してしまいます。ご飯の水分を外に逃がさない為にも、
まずはサランラップを潤すことがすこやなお肌をつくるカギになります。
この表皮の1番外側にあるサランラップ=角質層には、肌の水分を保つだけでなく、外的刺激から肌を守る“バリア機能“としても存在しているのです。
表皮はコートのようなもので体を乾燥や温度変化、外敵からの刺激や事故から守る役割をしているので、なんでも皮膚の中に浸透してしまっては人間の体に危険を及ぼしてしまいます。
化粧品の原料と言っても、この表皮が受け入れてくれないと、中まで到達できないということなんです。
②皮膚に浸透できるサイズが決まっている?
基本的に化粧品成分の浸透するのは表皮は大半です。「肌に浸透する」という多くの化粧品メーカーのキャッチフレーズには、わたしたちに夢と希望を与えてくれますが、実はほぼ表皮、いわゆる1番外側にある角質層の部分に水分を出来るだけ保つほどの役割のみが多くの化粧品の限界でもあります。
各メーカーごと、できるかぎり表皮の下真皮へ達する原料を開発し、できる限りわたしたちの美肌の願望を叶えるべく浸透サイズへの挑戦をしているのが現実なのです。
分子量と言ってもわかりにくいのですが、皮膚に浸透するかのサイズと思って、少しサイズ感をお伝えします。
表皮・・・分子量3000以下の分子を通します。
真皮・・・分子量800程度までの分子を通します。
皮下組織などの血管壁・・・分子量100程度より小さくないと通しません。
お肌の構造について、実はこんな言い方もします。
表皮・・・細胞があるところ
真皮・・・毛細血管、神経があるところ
皮下組織・・・脂肪があるところ
ちなみに、コラーゲン、ヒアルロン酸、コエンザイムQ10、ビタミンC、ビタミンE、茶カテキン・・・お肌に良いとされて、よく化粧品の宣伝文句になっているこれらの成分。さて、実際にきちんとお肌に浸透してくれているのでしょうか。
コラーゲン・・・・・10万~30万 ×
ヒアルロン酸・・・・100万以上 ×
コエンザイムQ10・・863 脂溶性 表皮◯
ビタミンC・・・・・176 水溶性 ×
といったところです。悲しい現実ですね・・・・。
ちなみに、今年春に誕生しました
Dr@moreのスキンケアには、
コラーゲン、ヒアルロン酸、ビタミンCも配合しませんでした。
上記のごとく、外に弾き出されてしまう勿体無い原料を使用せず、角質層で肌をバリアする⑴セラミド、真皮まで到達する⑵レチノール、そして細胞の再生を促す幹細胞培養液のみをという別な処方をし、塗った時の肌の透明感を生み出すような開発を繰り返しました。
③セラミド….
表皮の角質層の中にある「保湿因子」のひとつ。
肌の潤いを保つ「保湿因子(皮膚に元来備わっている保湿成分)」には「皮脂膜」「天然保湿因子(NMF)」「細胞間脂質(さいぼうかんししつ)」の3つがありますが、その中でも特に重要なのは細胞間脂質の50%以上の組成を占めるセラミドです。
④レチノール….
ビタミンAの一種です。ビタミンAは肌に強く作用するビタミンとして以前から知られており、その仲間のレチノイン酸はにきびの外用薬などにも配合されてきました。近年の研究により、レチノールは肌の細胞体に働きかけ、シワやシミへ改善効果があることが明らかになってきました。加齢による自然老化だけでなく紫外線によるシワ・たるみなどの光老化、どちらにも有用な成分です。
コラーゲン、ヒアルロン酸、ビタミンCも配合せず、お肌の内側から確かな効果を発揮してくれる成分を厳選して配合することで、肌悩みによりアプローチしてくれます。
SNS、ネット広告で人気だからいってすぐに購入するのではなくまずは、肌の構造、成分の効果効能を調べることでスキンケア選びを悩まずにすむかと思います。
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